サブプライム問題とは?【お金の授業 71時間目】

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前々回「お金の知識を学んでいく際には
経済も同時に知る事でさらにその面白みが増す」
というお話しをしました。

そこで今回は、あなたに経済や投資に
もう少し興味を持って頂くために
30代以上の方であれば聞き馴染みのある
あのテーマをご用意しました。

それは2008年・・・

世界的な金融危機を引き起こすきっかけとなった
アメリカの “リーマン・ショック” です。

今回より2回に渡って、この “リーマン・ショック” が
いったいどんなものだったのか?

こちらをわかりやすく
お話ししていきたいと思います。

第1回目となる今回は、まず
リーマン・ショックを引き起こす原因となった
“サブプライム問題” からお話ししていきます。

“サブプライム” という言葉、

日本ではあまり聞き馴染みがありませんが
あなたはこの言葉の意味をご存知でしょうか?

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所得が安定していて社会的に信用の高い人々
つまり「お金を貸しても大丈夫だ」と思われる人たちのことを
アメリカでは『プライム層』と呼んでいます。

そして、このプライム層の下位として
位置付けされているのが『サブプライム層』

つまり社会的に「お金を貸しても大丈夫かな?」と
思われている人たちの層のことです。

2000年代に入り、当時のアメリカでは
過去の日本の様な「住宅バブル」が巻き起こっていました。

家や土地を欲しがる人々が急激に増えはじめ
年々住宅の価格が上がり続けていたのです。

そんな中、低所得層の人たちに向けた
とある住宅ローンが改めて注目を集めました。

社会的な信用がない分
通常よりも金利が高いローンなのですが
「お金はないけど家が欲しい」という人たちの
ニーズと住宅バブルのブームにマッチし
大流行したのです。

これが “サブプライムローン” です。

当時の住宅バブルの起因は
アメリカ国内の金利が下がったために
お金の使い道を探す人々が増え
それらの大量の資金が住宅市場に
流れ込んだためであるといわれています。

このとき「サブプライムローン」の金利も下がったため
ここぞとばかりに、銀行も多くのサブプライム層に
家を買うためのサブプライムローンを勧めました。

「お金がない方でも新しく建てる家を担保にしてくれたら
 いくらでもお金を貸しますよ」というわけですね。

年々、住宅の値段が上がり続けていたわけですから
銀行側としても「新築の家を担保にすれば
いくらお金を貸しても問題ない」と考えていたのです。

また余談ではありますが、この時一部の悪徳な銀行は
本来「プライム層」である人々にも
高い利息を取るために「サブプライムローン」を
勧めていたとも言われています。

さらに銀行は「もっとこのローンを多くの人に勧めよう」と
家を買いたい人に貸すお金を用意するために
「債券」まで売り出しました。

「債券」とは、簡単にいえば
世界中の投資家や企業からお金を借りるために
銀行が発行する『借金の証明書』です。

「国債」の銀行版みたいなものですね。

こうして瞬く間に「サブプライムローン」が
多くの人々に、そしてその影響は
世界中にも広がっていきました。

家を欲しがった人たちは
今まではなかなか審査の降りなかった
銀行からお金を借りる事ができ
念願の家を購入する事が出来ました。

また銀行や投資家もこのローンのおかげで
どんどん資産が殖えていきます。

こうしてみんなが幸せになる・・・はずでした。

「バブル」とは、実態がないままに
その価値だけが過剰に信用されていくことで
健全な市場価格の崩壊を起こすものです。

そしてバブルの例に漏れず、
ある日突然アメリカの「住宅バブル」が弾けました。

家を欲しがる人々が急激に減っていき
住宅の価格がみるみる落ち始めたのです。

銀行が「サブプライムローン」を勧めた背景には
年々住宅の価格が上がり続ける事が前提となっていたので
この事態によって銀行は貸したお金を
回収できなくなるリスクを抱えるようになります。

また、ギリギリのラインで
サブプライムローンを組んで家を購入した人たちは

「住宅の価格は上がり続けている。
 ということは、担保になっている
 あなたの家の価値も上がり続けるから
 数年後にもう少し金利の低い
 別のローンに組み替えれば何の問題ない」

という銀行側の説明を信じてローンを組んでいました。

しかし、住宅バブルが弾けてしまったわけですから
当然ローンを返せなくなる人々が出始めました。

元々それほど裕福ではない人々向けのローンですから
サブプライムローンは瞬く間に支払いが滞り
借金のかたに家を失う人々もどんどん増えていきました。

こうして、銀行が売りに出していた
「債券」や「サブプライムローン」は
あっという間にその信用を失ってしまったのです。

これが “サブプライム問題” の始まりです。

次回は、この “サブプライム問題” が
「リーマン・ショック」と、どう繋がっていくのか?

そして世界中を巻き込む金融危機という
最悪の事態となってしまった経緯をお話ししたいと思います。

それでは、また次の授業でお会いしましょう。

リーマン・ショックとは?
[お金の授業 72時間目]

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2 Responses to “サブプライム問題とは?【お金の授業 71時間目】”

  1. あしながおじさん たぬきちです(≧∇≦)b

    プライム層とサブライムって
    信用の階級だった訳ですね

    キーワードだけ一人歩きしてて
    詳しい内容知りませんでしたw

    >月々のローンの支払い額が
    後から上がっていく仕組み

    これを承知でみんなローンを組むって事はやっぱそれだけ好景気だったって事ですかね

    サブプライム問題とは
    銀行の信用が落ちたって事ですか

    すごくわかりやすく勉強になります(^^ゞ
    次回のリーマンショックも楽しみです

    • あしながおじさん より:

      たぬきち様

      いつも、コメント有り難うございます。
      楽しんで頂けた様で、何よりです。

      こういったコメントを頂けると
      本当に励みになります。

      当時のアメリカでは

      「後に、月々のローンが上がっても
       その時には家の価値も上がっているから大丈夫です」

      「金利が上がったら、ローンを組み替えれば大丈夫です」

      と説明されてサブプライムローンを勧めていました。

      また、ヒドい場合ですと詳しい説明すらされず
      販売されていたケースもあった様です。

      ですが、当時はこの「サブプライムローン」に対する評価は高く
      投資家も、こぞってお金を貸してしまっていたのですね。

      また、サブプライム問題は銀行ではなく
      「債券」の信用が落ちた事が一番問題でした。

      詳しくは、次回お話し致しますね^^

      また、今回の記事を少し修正しました。
      分かり易くしようとした為に、少し真実から
      ズレてしまっている様に感じましたので・・

      それでは、これからも宜しくお願い致します。

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