スポンサーリンク

“日本には大きな借金があり
このままいくと大変な事になりそうだ!”

こんなお話は、あなたもどこかで
耳にした事があるでしょう。

今回は、前回勉強した「対GDP比」を用いて
そんな日本の実態を見てみたいと思います。

現在の日本の借金の総額は、おおよそ1000兆円

これは「日本のGDP」

つまり毎年日本から生み出される
新しい価値のおおよそ2倍以上の金額です。

そして現在も、この借金はどんどん膨らんでいっています。

そのスピードは、なんと1秒間に100万円以上と
驚異的な速さです。

つまり、あなたがこの文を読んでいる間にも
1秒間に100万円ずつ日本の借金は
増えていっている、というわけです。

財務省のホームページには
「債務残高の国際比較」という
この事態を理解するのに、
非常にわかりやすいデータが掲載されています。

007

出典:【財務省】債務残高の国際比較(対GDP比)

このデータ見ると、日本の借金の対GDP比は
1996年から他の先進国の中でも
群を抜いて上がり続けていることが
おわかり頂けるかと思います。

また2010年には、対GDP比は
200%を超えてしまっています。

しかしこの”200%”という数値は
「粗債務残高」という「日本の資産を含めない数値」です。

この「日本の資産」を含める

つまり日本の資産を借金の返済に充て
それでも返せない分の借金を「対GDP比率」で算出すると
もう少し現実的な数値が見えきます。

これを『純債務残高』と言います。

借金が払えなくなってしまった場合には
どちらにせよ、こうした資産も処分する事になるので
「純債務残高」を元にして考えた方が
より現実的な数字が導き出せるというわけです。

しかしそれでも、借金が帳消しになるラインである
100%を超えてしまっていると言われており
深刻な事態である事には変わりありません。

突然ですが、あなたは日本という国の
『年収』をご存知でしょうか?

国の収入とは、あなたも納めている税金です。

この年間総額がおよそ40兆円

つまり日本の年収は『40兆円』という事になります。

それでは次に、日本は年間いくらのお金を
使っているのでしょうか?

これを「歳出」言いますが
実は日本という国は
年間 “90兆円以上” のお金を使っています。

年間に40兆円しか収入が無いのに
90兆円以上もお金を使っていて
さらに1000兆円以上の借金まである、というわけです。

これが『1秒間に100万円もの借金が増えるカラクリ』です。

さてここで不思議なのは、日本という国の懐事情は
これほどの自転車操業状態に落ち入ってしまっているのに
なぜか現在も日本の財政は破綻していません。

過去、世界では様々な国がこの様な事態に陥り
たった数年でその財政が破綻してしまっています。

この差は一体なんなのでしょうか?

実はこれ、日本という国がお金を借りている相手が

“日本の国民や日本の金融機関” だからなのです。

財政破綻をした諸外国は、他の国からの借金が返せなくなり
最終的に破綻してしまいました。

しかし日本の借金の95%は
日本の国民や日本の金融機関から借りているのです。

国は借金の返還を催促されたら
「円」を刷って返せばよいのですから
破綻もしない、というわけですね。

「なんだそうなのか」と安心されたかもしれませんが
この事態はそれほど楽観視できるものでもありません。

現在の日本は、こうした財政問題以外にも
様々な大きな問題を抱えています。

・経済の伸び率が低い(前回参照)

・国民がお金を使わないので景気が良くならない

・増税をしないと財政が持たない

・少子高齢化が進んでいる

また先ほど「国はお金を刷って返せば良い」と言いましたが
これらを繰り返せば、やがて「円というお金の価値」は
どんどん低くなっていってしまいます。

最悪、国が「円」の価値をコントロール出来なくなれば
以前にもお話しした「ハイパーインフレ」という
最悪の事態をも引き起こしかねません。

これが今の日本の実状です。

今の日本の借金事情に関しては
賛否両論、様々な意見があるかとは思います。

しかし「大丈夫だと思える理由」を探すのではなく
最悪の場合を想定して対策を立てておくことが
最善の策であるのではないかと考えます。

そのために「お金の知恵・知識」を学び
新しく投資やビジネスを始める

これが私の推奨する
今後の日本で生き残るための唯一の術です。

それでは、また次の授業でお会いしましょう。

サブプライム問題とは?
[お金の授業 71時間目]