TPPとは?【お金の授業 75時間目】

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TPPとは「環太平洋戦略的経済連携協定」という
日本語にすると、非常に長い名称の英語表記

Trans (トランス:越える
Pacific(パシフィック:太平洋
Partnership(パートナーシップ:協力、参加

これらの頭文字を取った略称です。

つまり、太平洋を囲んだ様々な国同士で
農産物や工業製品などに、国境を越える際にかかる税金(関税)を無くして
貿易の自由化を目指そう、という枠組みの事です。

日本はこれに参加する事で、貿易が活性化され
生産競争なども起こり「GDP」つまり
国内の総生産も上がると考えられています。

元々は、2006年にシンガポール、ニュージーランド
チリ、ブルネイの4ヵ国が発足

2010年には、アメリカ、オーストラリア、ベトナム
ペルー、マレーシアが加盟交渉国として参加し
他の国々へ拡大させるための交渉を行っていました。

こうした貿易による関税が無くなれば、日本の電化製品などは
他の参加国内外で今よりも売れる様になるかもしれませんし
また、参加国産のおいしくて安い食品などが
日本のスーパーでも買える様になるかもしれません。

では具体的に、日本がこの枠組みに参加すると
あなたの生活は、どう変わるのでしょう?

例えば今、一番問題視されており
ニュースなどでも大きく取り上げられている「お米」

実は現在、お米には日本に輸入される際
“778%” という、非常に大きな関税がかけられています。

例えば、現在もたまにスーパーで売られている
「10キロ 3000円」の “カルフォルニア産のお米”

このお米が、関税が無くなると・・・
なんと「10キロ 342円」になるのです。

また、牛肉にも “38.5%” の関税がかけられているため
現在「580円」のアメリカ産牛肉は、関税撤廃後「419円」になります。

こうして見てみると

「農家の人達には申し訳ないが、良い事じゃないか?」

と思われるかもしれませんが、実はそうとも言い切れないのです。

まず、このTPPに参加している9ヵ国の
作られているモノの生産率(GDP)を見てみましょう。

TPP参加国 GDP
アメリカ 69.7%
日本 21.8%
オーストラリア 4.3%
その他の7ヵ国(合計) 4.2%

 
こうして見ても、やはりアメリカがダントツで
多くのモノ(価値)が生み出されている事がわかります。

上記の数字は、あくまでも「生産率」ですが
これは、TPP参加国が揃って豊かになるという目的の前には
決して平等とは言いがたい、ある問題が隠れています。

このGDPの数字は、置き換えれば
様々な事に関する取り決めの際の影響力
つまり「発言力の差」ともなり得るのです。

そして、TPPに参加するという事は
単に「関税の撤廃」による「貿易活性化」だけではなく
それらに関わるルールも、新しく書き換えなければいけません。

例えば「牛肉」などに対して、非常に厳しいと言われている
日本の「食の安全基準」などですね。

そして、現在では農業が最も大きく取り沙汰されていますが
TPPの対象項目の中には「金融」や「医療」「労働」など
あなたの生活に直接関係のあるものも多く含まれています。

これらのルールも全て自由化されて
新しいルールに変更されてしまうとしたら・・?

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また、輸出に至っては現在の日本の企業が
最も苦しめられているのは「円高」です。

*これは、2011年当時のお話しです。
 現在、円高の問題はすでに沈静化しております。

関税が無くなっても、対USドルに対しての円高には変わりありません。

日本の輸出品は、TTP参加国内一のマーケットになるであろうアメリカでは
それほど売れ伸びない・・という結果も十分に考えられます。

また、日本の工業品に対するアメリカの関税は
実は元々、それほど高くはありません。

(自動車は2.5%、電化製品は5%など)

こうして少し視点を変えて見ていくと
「いい事ばかりではなさそうだ」
という事もおわかり頂ける事と思います。

これが「TPP」という枠組みです。

あなたはこのTPPに、賛成ですか? それとも反対ですか?

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[お金の授業 76時間目]

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