バブル経済とは?【お金の授業 26時間目】

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バブル経済とは?

前回までの、インフレとデフレでも
少しだけ触れましたが
今回は “バブル経済” を
掘り下げてみたいと思います。

実際に “バブル期の日本” とは
どんな状況だったのでしょうか?

若い方ですと、バブル期の日本を
想像する事も難しいと思いますので
まずは、当時の様子からお話ししていきます。

日本は、1980年代後半から1990年初頭まで
現在では考えられないほどの好景気でした。

新規雇用においても、中小企業では
新卒者の取り合いになるほどの事態で
現在の様な就職難とは無縁です。

また、毎月ボーナスを支給したり
残業のある日には、タクシー券が
支給される様な企業もありました。

そして、こうして有り余るほどの
お金を持った人々はどんどんお金を使い
さらに景気を押し上げます。

そんな背景もあり、多くの市場が
天井知らずに伸び続けていたため
知識がなくとも、何かに投資をすれば
とりあえずお金が殖えていく時代でした。

こうして、世の中の多くの人が
短期間の内に大きな資産を築き上げます。

街には、ブランド物に身を包んだ若者や
高級車があふれ、まさにお祭り状態。

夢物語の様なお話ですが
これが “バブル” 当時の日本の様子です。

しかし、このお祭り騒ぎには
1つだけ大きな問題がありました。

それは、この好景気の明確な理由を
“誰も考えようとしなかった” のです。

日本でバブルが起こったきっかけは
諸説ありますが、最も有力な説は
“プラザ合意” であったと言われています。

当時、悪性のインフレに悩まされていた
アメリカが大規模な金融政策を行い
その結果、金利の高くなったアメリカに
世界中からお金が集まって来ました。

結果、インフレを改善する事はできましたが
予想を上回るお金が集まってしまったため
ドルの価値の上昇が止まらなくなりました。

ドルが高くなり過ぎてしまうと
多くの輸出企業で成り立っているアメリカは
経済的に大打撃を受けます。

そしてついには、このドル高の影響により
今度は “貿易赤字” と “財政赤字” という
新たな、2つの大きな悩みを抱える事態と
なってしまったのです。

USドルは、世界の基軸通貨なので
このままでは世界中の経済にも
悪影響が出てきてしまいます。

そこで、日本やイギリス
西ドイツやフランスの代表が集まり

「みんなでドルの値段を安くしよう」

という、先進5ヵ国の合意がなされました。

これが “プラザ合意” です。

* ニューヨークのプラザホテルで会合が行われたため
「プラザ合意」と呼ばれています

この合意後、先進5ヵ国によって
一斉に為替介入が行なわれました。

つまり、各国が保有しているドルを
一斉、大量に売りさばいてしまう事で
ドルの価値を一気に下げようとしたのです。

こうして、1ドル240円前後で
取引されていたUSドルは
たった1年で150円台まで急落しました。

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しかし急激にドル安になるという事は
その分、日本では円高になるので
今度は日本の輸出産業が大打撃を
被ってしまったのです。

これを受けた日本は、急激な円高による
不況を恐れ、金利を下げたり税金を下げて
何とか、大不況に落ち入る事態を
食い止めようとしました。

金利や税金が下がり、手持ち無沙汰になった
世の中の人々のお金は、新たな利益を求め
とりあえず、不動産や株に向かいました。

しかし、あまりにも多くの人々が
一気に、お金やモノを求めた結果

“投資が投資を呼ぶ” という異様な事態を招き
さらに、お金やモノを求める人々により
この事態は、どんどん加熱していきました。

元々、1000万円の価値しかないものが
欲望に目のくらんだ多くの人々により
1500万円で取引され

さらに次の日には
2000万円で取引される・・・

こうして盛り上がった市場は
留まる所を知らず、さらに加熱していきます。

銀行も、あろうことか
その新たに付いた幻の価値を担保に
次々と市場にお金を融資しました。

そして、元々は
1000万円の価値しか無いモノが
数億円で取引される様になった頃
ふと、誰かが気が付きます。

「このモノには
 本当にこんな価値があるのか?」

そして、この異様に加熱した市場から
手を引こうと考えました。

この考え方は連鎖的に
様々な人々の目を覚まさせます。

こうして「幻の価値」は
瞬く間に本来の価値に戻っていきました。

残ったのは、多額の借金と
本来買った値段の価値などないモノ

ここで、ようやく世の中の人々が
今までの価値が幻である事に
気が付いたのです。

これが中身の無い好景気
まさに泡の様な “バブル経済” です。

経済は非常に複雑な関係性で
様々な要素がお互いに影響を与え合い
刻々とその姿や形を変えていきます。

ですから、世の中の流れを完全に読む事は
誰にもできないのです。

しかしあなたが、こうした経済に
少しでも影響を与える様な人物になれたら

面白いなとは思いませんか?

次世代型のお金持ちとは
この様な新しい力を身に付けるために
人生の可能性を最大限に引き出しながら
世の中に良い影響を与えていく人の事です。

こんな創造的な人がどんどん増える事で
世の中はさらに楽しいものになるでしょう。

これを機に、あなたも今より
少しだけ広い視野で、自分の未来を
想像されてみてはいかがでしょうか?

それでは、また次の授業でお会いしましょう。

目先の利益を追う
[お金の授業 27時間目]

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