日本の借金【お金の授業 70時間目】

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“日本には大きな借金があり
このままいくと大変な事になりそうだ!”

こんなお話は、あなたもどこかで耳にした事があるでしょう。

今回は、前回勉強した「対GDP比」を用いて
そんな日本の実態を暴いてみたいと思います。

現在の日本の借金の総額は、おおよそ1000兆円

これは「GDP」つまり、毎年日本から生み出される
新しい価値のおおよそ2倍以上の金額です。

そして現在も、この借金はどんどん膨らんでいっています。

そのスピードは、なんと1秒間に100万円以上と驚異的です。

つまり、あなたがこの記事を読んで下さっている間にも
1秒間に100万円ずつ、日本の借金は増えていっているのです。

財務省のホームページに「債務残高の国際比較」という
この事態を理解するのに、非常にわかりやすいデータがあります。

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出典:【財務省】債務残高の国際比較(対GDP比)

これを見ると、日本の借金に対する対GDP比は
1996年から他の先進国の中でも
群を抜いて上がり続けている事がおわかり頂ける事でしょう。

また2010年には、対GDP比は200%を超えてしまっています。

しかし、この数値は「粗債務残高」という
「日本の資産」を含めない数値です。

この「日本の資産を含める」つまり、日本の資産を借金の返済に充てて
それでも返せない分の借金を「対GDP比率」で算出すると
もう少し現実的な数値になります。

これを「純債務残高」と言います。

どうしても借金が払えなくなってしまった場合には
こうした資産も処分する事になるので、どちらかと言えば
「純債務残高」を元に考えた方がより現実的な数字が導き出せます。

しかしそれでも、借金が帳消しになるラインである
100%を超えてしまっていると言われており
深刻な事態である事に変わりはないのです。

ところで、あなたは「日本の年収」をご存知でしょうか?

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国の収入とは、あなたも納めている税金です。
この年間総額が、おおよそ40兆円

つまり、日本の年収は40兆円という事ですね。

それでは次に、日本は「年間幾ら使っているか?」はどうでしょう?

これを「歳出」言いますが・・・

実は年間 “90兆円を超えて” しまっているのです。

つまり日本という国は、年間40兆円しか収入が無いのに
90兆円も使っていて、尚かつ1000兆円以上の借金まであるのです。

これが、1秒間に100万円もの借金が増えるカラクリです。

さてここで不思議なのは、日本という国の懐事情は
これほどの自転車操業状態に落ち入ってしまっているのに
なぜか現在も、日本の財政は破綻していません。

過去、世界では様々な国がこの様な事態に陥り
たった数年で、その財政が破綻してしまっています。

この差はなんなのでしょう?

実はこれ、日本という国がお金を借りている相手が

“日本の国民や金融機関” だからなのです。

財政破綻をした諸外国は、他の国からの借金が返せなくなり
最終的に破綻してしまいました。

しかし、日本の借金の95%は
日本の国民や日本の金融機関から借りているのです。

国は、借金の返還を催促されたら
「円」を刷って返せばよいのですから
破綻もしない、というわけですね。

「なんだそうなのか」と安心されたかもしれませんが
こうした事態は、それほど楽観視出来るものでもないのです。

現在の日本は、こうした財政問題以外にも
様々な大きな問題を抱えています。

・経済の伸び率は低い(前回参照)
・国民がお金を使わないので景気が良くならない
・反対派が多い増税をしないと財政が持たない
・少子高齢化が進んでいる

また、先ほど「国はお金を刷って返せば良い」と言いましたが
これらを繰り返せば、やがて「円というお金の価値」は
どんどんなくなっていってしまいます。

最悪、これらがコントロール出来なくなれば
以前お話ししました「ハイパーインフレ」という
最悪の事態も引き起こしかねないのです。

こうしたあらゆる状況を踏まえても、あなたは
「とりあえず、なんとかなるだろう」と本気で思えますか?

少なからず “明るい未来は待っていない・・・”

・・・そう、感じませんか?

これが、今の日本の実態です。

今後のこうした状況の日本に対しては
「大丈夫だと思える理由」を探すのではなく
最悪の場合を想定して、対策を立てておく

そのための「お金の知恵・知識」であり
「投資」であると考えております。

これが私の推奨する、最悪の状況を迎えた
今後の日本で、個人が生き残るための術です。

あなたは、これを聞いてどう思われたでしょうか?

それでは、また次の授業でお会いしましょう。

サブプライム問題とは?
[お金の授業 71時間目]

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